水沢ダート850mのスプリント特別は9頭立ての短距離戦。ここ数年のOP級としては比較的狭いメンバー構成となっており、人気馬との力関係がはっきり出やすいレース環境が予想される。短距離ダートゆえに先行争いと脚質の融合がカギになるタイプのレースだが、なにより注目は最近の成績推移である。
本命のリリーコレールは直近2戦を連続で制しており、勝ち手応えの中での出走となる。オッズ3.1倍・1位人気という評価に異論はなく、むしろ斤量54kgという最軽量設定がここまでの上昇カーブを象徴している。山本政聡騎手との相性も安定しており、スタートから主導権を握ったまま押し切るパターンが容易に想像できる。ただし短距離ダートの特性上、掛かる馬が増えると位置取りが狂う可能性も視野に入れておきたい。
◎に対抗する軸足となるのはタイセイウォリアーとタイセイガスト。両者とも佐藤雅彦厩舎所属で、調教師の手腕が光るメンバーだ。タイセイウォリアーは単勝4.0倍・2位人気で、前走8月31日は2着という接近戦を繰り広げている。村上忍騎手の乗り代わりに注目が集まるかもしれないが、斤量56kgで本命との差は実質的には小さい。タイセイガストは6.3倍の3位人気。複数の2着を含む成績から、このメンバーでは勝負度の高い1頭と言える。高松亮騎手の手腕も評価できる。
意外性を狙うなら、テングクラブの55kg最軽量が無視できない。7位人気13.1倍と評価は低めだが、直近4走の掲示板内率が高く、短距離ダートにおける軽さのアドバンテージは相応に有効。坂井瑛音騎手も着実な仕上がりを見せており、展開次第では3着以内に顔を出す可能性がある。キタノエクスプレスも6位人気10.7倍で軽視できないが、成績推移を見ると本戦での一貫性に欠ける面が気になる。
このレースは本命リリーコレールの鮮度がどこまで持続するかが全てと言っても過言ではない。ただし短距離の特性上、2番手争いが激化すれば先行馬の消耗も考えられ、テングクラブのような軽量馬が奏功する可能性も十分に残されている。
| 印 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|---|
| ◎ | 3 | リリーコレール | 最近2戦連続勝利で上昇気流。54kg軽量も追い風。1位人気の評価は妥当で、ここは信頼できる本命 |
| ○ | 5 | タイセイウォリアー | 2位人気・4.0倍。前走2着で直近勝利も複数。56kg同斤で前走との接戦を再現される可能性 |
| ▲ | 4 | タイセイガスト | 3位人気6.3倍。複数の2着を含む実績あり。佐藤雅彦厩舎の同じ厩舎馬として信頼性高い |
| △ | 9 | テングクラブ | 7位人気13.1倍で55kg最軽量。最近4走で掲示板内率高く、軽量がプラス材料。展開次第で上位候補 |
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