中山ダート1800mの鋸山特別は16頭立て。この距離適性を持つ面々が集結した一戦だが、特に注目すべきは斤量配分の分かれ目である。53kg軽量枠に4頭が集中し、その中でも好走実績を重ねる馬たちが存在することが、レース展開を大きく左右するポイントとなりそうだ。
本命はヴンダーバール。単勝オッズ3.1倍の人気1位ながら、その評価は妥当と言える。53kg軽量配分に加え、直近3ヶ月間で1着・2着・5着と安定した走りを見せている。斎藤誠厩舎のこの馬への仕上げも良好で、同じクラスでの実績が特に厚い。モンオール産駒としての力強さと、軽減された斤量の相乗効果が期待できる。
対抗馬として注視すべきはエアトベーレだ。同じく53kg軽量に恵まれながら、オッズは13.5倍と評価が分かれている。しかし直近3戦を見ると1着・2着・7着という積極的な走りぶりで、7月19日の1着は重賞レベルでの勝利。手塚久厩舎の調教力とレイデオロ血統の適性も考慮すれば、本命との力関係は接近している可能性が高い。パースウェイド(単勝4.9倍)も直近2着で充実しているが、56kg斤量を背負う点で軽量馬に対してはやや不利。セレーノは53kg軽量で直近1着の実績は魅力だが、28.0倍の単勝オッズ割合から見てもやや不安定さが残る。
レース展開としては、軽量馬群が上位を占める可能性が高い。ヴンダーバールとエアトベーレの2頭が先行するか、中団から仕掛けるかは当日の気配次第。重めの56kg勢は中盤以降の勝負所で巻き返すしかなく、坂の多いコースレイアウトを考えると、軽減された斤量の優位性は一層顕著になるだろう。
| 印 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|---|
| ◎ | 14 | ヴンダーバール | 単勝1位人気・53kg軽量・直近1着と好調。6月以降安定し、同クラスでの実績が厚い。斎藤誠厩舎の信頼も高い |
| ○ | 4 | エアトベーレ | 53kg軽量配分で3ヶ月連続好走。7月1着・4月1着と重賞戦での勝利経験あり。手塚久厩舎の信頼とレイデオロ血統の適性も考慮 |
| ▲ | 3 | パースウェイド | 単勝3位人気・直近2着で充実。56kg斤量だが、3月1着など実績は十分。人気に見合う信頼度だが軽量馬との相対評価で一段下げ |
| △ | 13 | セレーノ | 53kg軽量・直近1着と実績あり。28.0倍でやや割安感だが、過去3年での1着2回で安定性は不透明。中盤の穴狙い候補 |
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