川田将雅騎手を背に、デアヴェローチェが北九州記念の追い切りで併入を果たした。上村調教師が指揮する同馬は、重賞での好走に向けて着実な仕上がりを見せている。この時期としては理想的な動きとなっており、レース本番への期待感が高まっている。
追い切りで示した手応え
デアヴェローチェは調教で川田将雅との相性確認を進める形での併入となった。並進するウマとの接触を避けながら、自身のペースで走る動きから、落ち着きのある競走馬としての成熟度がうかがえる。上村調教師はこの追い切りについて「馬の気性が整ってきた」とコメントしており、北九州記念という大舞台での準備が順調に進んでいるとみられる。
6月の調教過程では、スピード感を重視した坂路での動きが数多く組まれていた。こうした積み重ねが本番直前の追い切りで花開き、川田騎手との呼吸も徐々に合致しているのだろう。短距離の重賞に向けては、瞬発力の鮮度が何より重要である。その点で今回の併入は一定の評価ができる内容に仕上がっていた。
上村陣営が掲げる好走のカギ
好走への鍵として上村調教師が挙げるのは、レース展開における「位置取り」と「後半の切れ味」の両立だ。デアヴェローチェは中距離戦での実績を持つため、短距離戦では前半からの積極性が求められる。川田騎手の騎乗技術を活かしつつ、馬のベストな走法をいかに引き出すかが焦点となる。
気性面での安定性も重要な要素として認識されている。過去のレースで気難しさを見せた局面もあるデアヴェローチェだが、調教を通じてメンタル面が充実してきたとされる。北九州記念での競争力を最大限に発揮するには、こうした心身の調整が不可欠だ。陣営は万全の体制でレース当日を迎える構えを見せている。
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