佐賀競馬場で飼養される約700頭の競走馬から生じる馬ふんを堆肥として無料提供する取り組みが、佐賀県全域への拡大を決めた。これまで限定的だった配布対象を広げることで、県内の農業従事者への供給体制を整備する運びとなっている。

馬ふんは良質な有機肥料として知られ、野菜や米作といった農業分野で需要が高い。競馬場という大規模な畜産施設から安定的に産出される副産物を、県内農家の肥料確保に活用する構想であり、競馬事業の社会貢献と地域農業の支援を両立させる試みとして注目される。競走馬の飼養に伴う廃棄物の有効利用は、全国の競馬場でも検討課題となるケースが増えており、佐賀競馬の事例は他地域の参考になる可能性がある。

県全域への供給拡大により、これまで利用が限られていた地域の農家も入手しやすくなり、化学肥料への依存度軽減につながることが期待されている。

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