函館競馬場が創設130周年を迎える2026年夏、注目は芝のコンディションに集まっている。同場の芝を管理する関係者が、今シーズンの特徴を「時計のかかる洋芝」と表現。昨年の「レコードの夏」とは異なる競馬環境になる可能性が指摘されている。日本列島の気温上昇が例年より早まる傾向にあり、馬場管理の難しさが増す状況だという。
昨年の「レコード連発」から一転
昨年2025年の函館競馬場は、良馬場が続き多くのレコード記録が誕生した。当時の芝は比較的走りやすく、速いタイムが連発する特異な状況が生まれていた。多くのレーサーや馬主、調教師がその恩恵を受け、ファンを沸かせる高速決着が相次いだ。今シーズンは当時とは異なる馬場特性になるとみられており、戦略の根本的な転換を迫られる関係者も少なくない。洋芝の特性として時計が掛かりやすいという特徴は、スローペースのレースが展開する可能性を高める。
気温上昇と馬場管理の課題
例年より早い気温上昇は、芝の生育と維持に直結する問題だ。高温環境では雑草の繁殖も活発化し、管理の手間と専門知識がより一層必要とされる。函館競馬場のスタッフは、夏場の馬場維持に向けて綿密な計画を立てているとされる。創設130周年という記念すべき年だからこそ、最良の競馬環境を提供しようとする責任感も大きいのだろう。馬場状態の変化は、出走馬の選定や騎手の戦術にも大きく影響を与えることになる。
関連動画