大井ダート1400mのC1七、宵風賞は実力馬の集結する一戦だ。11頭の限定された頭数の中で、単勝オッズ2.5倍という破格の評価を受けた馬の存在が何よりも雄弁に語っている。ヴァルチャースターは直近5走すべてで1着を奪取しており、この無敵の戦績に異を唱える余地はほぼない。的場直之厩舎の調教とベテラン吉井章騎手の手綱は、こうした一連の勝利を支えてきた不動の要素だろう。
ただし本線を張るうえで、ウィークポイントとなり得る点も視認しておきたい。標準斤量56.0kgの担い手であり、同じ56kg勢の中でも特に軽い騎手を得ていない。一方、デルマウチガケは54.0kgという恵まれた斤量に身軽な安藤洋一騎手を従えており、直近の4着・2着といった好走から、本命との接戦に持ち込む可能性は十分にある。鈴木啓之厩舎所属という点でも、調教の質は高い。
キタノホウセキは人気3位の7.8倍で評価されているが、その実績は本命に次ぐレベル。直近の3着を筆頭に、2着・2着といった安定感があり、54.0kgの軽量を生かした展開次第の浮上も考えられる。西啓太騎手も福田真広厩舎も着実な馬作りで定評があり、序盤から中盤にかけての好位置からの進出が狙える一頭だ。
5馬身以上の差をつけた他馬との距離を考えると、この顔ぶれでは本命の3連勝が最濃厚だが、デルマウチガケとキタノホウセキがそのスキを狙う構図。展開と斤量差が盤面を揺さぶるダートの醍醐味が存在する一戦と判断される。
| 印 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|---|
| ◎ | 2 | ヴァルチャースター | 直近5走すべて1着という圧倒的な実績。単勝2.5倍の低オッズも納得。吉井騎手の安定感も加味し、本命の揺るがぬ筆頭候補 |
| ○ | 7 | デルマウチガケ | 直近で2着・4着と好走。54.0kgの軽斤量と54.0kg同士の西啓太より身軽な安藤洋一騎手を得て、上位候補の牙城を崩す可能性 |
| ▲ | 4 | キタノホウセキ | 直近2着・2着の好走歴があり、7.8倍も妥当な評価。単純な人気順では△候補だが、54.0kg軽斤量と最近の実績から浮上余地あり |
| △ | 10 | ビリーヴアンドラン | 8.5倍で人気5位。5月の1着実績と直近3着があるが、56.0kg標準斤量で本命馬との負担差が課題。展開次第での同着レベル |
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