米アケダクト競馬場、132年の歴史を閉じる

ニューヨーク州オークスにあるアケダクト競馬場が、長い歴史に幕を下ろすことになった。米国東海岸を代表する競馬場として1894年の開場以来、多くのレースファンに愛されてきた同場だが、経営難と都市開発の波に押される形で、2026年をもって営業を終了する運びとなったとみられる。

東海岸の名門競馬場

アケダクト競馬場は132年間にわたり、米国競馬史に数々の名馬や名レースを生み出してきた。冬季の競馬拠点として知られ、厳しい気象条件の中でも多くのレースが開催されてきた歴史がある。同場で行われたレースには、後に大きな活躍を遂げた馬たちが数多く登場した。競馬専門家の間では、アケダクトの廃止は米国競馬全体にとって大きな損失であるという指摘も上がっている。

跡地はカジノに生まれ変わる

同場の跡地は大規模なカジノ施設へと転換される予定だ。メインスタンドはそのカジノ施設の一部として再利用されるとされており、競馬場としての機能は完全に失われることになる。ニューヨーク州当局は都市開発と経済効果を重視した判断を下したとみられる。米国では競馬の人気低迷が続いており、こうした施設の転換は今後も増える可能性が高い。日本の競馬界でも、こうした海外の動向は施設運営の課題を考える上で参考となるだろう。アメリカ競馬の歴史的な転換点として、業界内での議論が続くことが予想される。

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