キングズソードが現役を退くことになった。昨年暮れに骨折で手術を受けた同馬が、左前浅屈腱炎を再発したため、復帰は叶わないという決断である。
同馬はJpn1を2勝した実績を持つ馬だ。骨折からの回復途上での腱炎再発という二重の苦難に見舞われ、競走生活に終止符を打つ運びとなった。
相次ぐ故障との闘い
競走馬にとって腱の損傷は、とりわけ深刻な障害である。一度の治療後も再発のリスクは常につきまとう。キングズソードの場合、骨折という大きな外傷から回復する過程で、かねての課題だった腱炎が再び顔を出したのだろう。復帰に向けた調整がどれほど慎重に進められたとしても、馬体が競走に耐える状態に戻らないと判断されたのだと考えられる。
トップレベルのレースで複数勝利を挙げた馬の現役引退は、常に一定の感慨を呼ぶ。その馬が積み重ねた成績は消えないものの、ファンが再び走る姿を見ることは叶わなくなるからだ。キングズソードの競走成績は、これまでの努力と実力を明確に物語っている。
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